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キャンプや防災のために購入することが多い蓄電池、現在人々の間で普段使いする動きが広がっていることを知っていますか?
例えば、コンセントは大体壁側にしかなく、延長コードなどを用いて給電することが多いですが、蓄電池を使えば、リビングの真ん中のテーブルの下などに蓄電池を置き、ノートパソコンやモニターなどに、延長コードなしでスムーズに給電することが可能です。また、普段から蓄電池を使用することで、災害時の備えとして、使い方に慣れることにもつながります。
今では、ソーラーパネルの付属した蓄電池も登場し、夜に充電し、昼間に給電することで、節電を実現します。
防災だけに留まらない蓄電池の使用法を知ろう
地震や豪雨などの自然災害、そしてテロや大規模火災、事故による停電に備えるためには、蓄電池の導入がおすすめです。
しかし、普段使用することがないため、経年劣化を起こし、一度も使わずに終わってしまうことを懸念し、購入を控えているという人もいるのではないでしょうか?
そこで、今回は、蓄電池の普段使いについて説明していきたいと思います。実は、蓄電池を使用すれば、在宅勤務や節電、外での家電使用などが可能になり、より便利な生活をすることができ、スムーズに仕事をすることもできます。企業でも自宅でも蓄電池を使用することで便利になる場面が多いことを知っておきましょう。
是非、この記事を参考にして、蓄電池の便利な使い方の参考にしていただきたいと思います。
蓄電池を普段使いできる場面
ここでは、蓄電池が普段使いに役立つ場面について説明していきます。
蓄電池と聞くと、防災やアウトドアに使用されるというイメージが定着していますが、実は普段使いすると便利になる場面も多いです。
以下では、普段使いできる場面について記載します。
コンセントの位置や数にとらわれずに家電が使用可能
自宅やオフィスの構造上、コンセントの位置が遠い場合があり、家電製品を使用するために延長コードを使用せざるを得ない場面も多いと思います。
こんな時でも、蓄電池を使用すれば、家電を使用したい場所の近くに蓄電池を置くことで、どこでもスムーズに給電することが可能になります。このように、コンセントの位置が遠い場合、部屋が広すぎる場合も蓄電池があれば、延長コードも使用せずにスムーズに家電を使用することができます。
また、職場の人数、家族の人数が多い場合も、コンセントが足りないといったことが起こりがちです。このような場合でも、蓄電池を使用することで、必要な数の家電を稼働させることが可能です。料理中に食卓上で卓上IHヒーターや炊飯器を使用することも、コンセントなしで、よりスムーズにできるので、重宝するでしょう。
外で家電を稼働させたい場合
会社や自宅の外で家電を稼働させたい場合、例えば庭の手入れで草刈り機や高圧洗浄機を稼働させたい場合や、外でパソコンを使いたい場合、車内の掃除をしたい場合など、外で電源を使用したいシチュエーションも多いと思いますが、そのような場合でも蓄電池を用いれば、使用する家電のそばに置くだけで、スムーズに家電を使用することが可能です。また、気候の良い日に外で食事をしたい場合にも、蓄電池から給電することでIHヒーターやホットプレートが使用可能になりますので、そういう便利な使用方法もあります。
在宅勤務をする場合
新型コロナの流行により、在宅勤務を導入する企業が増えましたが、在宅勤務をする時に、特に使用するデバイスが多い場合はコンセントの数が足りなくて困っているという話もよく聞きます。このようにオフィスと異なり、自宅に電源が足りない場合にも蓄電池が役に立ちます。蓄電池を使用することで、より快適な在宅勤務を実現することが出来ます。
ホームパーティや会社の敷地内の外でイベントを行う場合
ホームパーティや会社のイベントを敷地内の外で行う場合も、コンセント不足になることが多いです。例えば、外で音楽をかけたり、プロジェクターで映像を見たりする場合は、より多くのコンセントが必要になります。
このような場合でも、蓄電池を使用することでスムーズにパーティやイベントを行うことができます。また、参加する人数が多ければ多いほど、暑さ対策や寒さ対策のファンを稼働させたり、スマホなどの充電が必要になり、電源も多くなるので、蓄電池を常備しておくといいでしょう。
ソーラーパネルとセットになっている蓄電池は節電対策に最適
蓄電池の中には、ソーラーパネルとセットで販売されているものもあり、太陽光により電気を蓄えて、給電を行うことで、電気代の節約につながります。
ソーラーパネルで充電するという作業は日々行わないといけませんが、電気代が節約できることは大きなメリットと言えます。また、停電の時でも太陽光があれば充電可能になるため、給電を長期間続けることもできます。
蓄電池を日常的に使用することで防災対策にもなる
例えば蓄電池を購入したにも関わらず、一回も使用していなければ、いざ災害時に停電が起きた時に使用しようとしても、使い方が分からず、給電するのに時間がかかることでしょう。また、購入後数年が経過している場合、電池が劣化したり、故障していたり、充電がゼロになっていたりする場合があります。
いざという時のために、日常的に蓄電池の使用に慣れておく必要があります。
また、日常的に使用することで、災害時に必要になる給電量を把握することにもつながりますので、蓄電池を積極的に利用することをおすすめします。災害に備えるためにも、必ず使用することになる家電の消費電力は確認しておきましょう。
蓄電池を普段使いする際の注意点
普段使いにも適している蓄電池ですが、日常的に使用する上で、注意しておかなければならないこともあります。ここでは、蓄電池を使用する際の注意点について記載していきます。
消費電力が大きければ、出力が足りないこともある
ポータブル電源には定格出力というものがあり、この値を超えた消費電力の家電は使用することができません。定格出力とは、蓄電池が安定して出力し続けられる電力量のことを指します。例えば、1000Wのドライヤーを使用する場合、定格出力が1000W以上の蓄電池が必要となります。定格出力が小さい蓄電池だと、必要な家電に給電することができない可能性もあるため、蓄電池を購入する際は、必ずどの程度の定格出力が必要か確認しておきましょう。また、どの程度定格出力が必要か分からない場合は、大は小を兼ねるので、なるべく大きい定格出力の蓄電池を選びましょう。
水場付近では使用しない
雨の日や、お風呂場での使用は感電の危険があります。また、家電にも言えることですが、濡れた手で使用することも控えましょう。水にさらされることで、使用者が危険になるだけでなく、蓄電池本体が故障することにもつながります。感電事故や故障を防ぐためにも、水を使用する場所では蓄電池の利用は控えましょう。
緊急時に充電が足りない場合もある
蓄電池は、内蔵バッテリーの電力を消費して給電しているので、日常的に使用している場合、バッテリーの充電が足りない場合もありますので、電池残量を確認しながら、使用した後は、必ず充電しておくように心がけましょう。また、日常的に蓄電池を多く使用したい場合は、普段使い用の蓄電池をもう一つ購入し、防災用と分けて使用することもおすすめです。その他にもソーラーパネルとセットの蓄電池を選ぶことで、停電時でも太陽光さえあれば充電可能ですので、蓄電池から安定的に給電することが可能です。
電気の安定供給を追求するのであれば、発電機と連動することで、さらに安定して給電可能な蓄電池も販売されているので、発電機との併用も検討してみましょう。
まとめ
以上、蓄電池の普段使いについて説明していきました。蓄電池を日常的に使用することで、蓄電池の取扱いに慣れることが出来、防災時にも役に立ちます。メリットとして、ソーラーパネルとセットで使用することで節電することもできます。
また、蓄電池を普段の生活で使用することで、在宅勤務で使用するパソコンやコンセントの足りない家電への給電、外でのイベントやアウトドアにも活用することができ、生活をより豊かにすることにつながります。是非、蓄電池の普段使いをしてみることをおすすめします。
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